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知ってますか?神社とお寺の正しい参り方と参拝の作法が違う理由とは?参拝の手順について詳しく解説!

神社とお寺の正しい参り方と参拝の作法が違う理由とは?参拝の手順について

この記事では、神社や寺院に参拝するときの作法と手順について解説をしていますが、そもそも神社とお寺では参拝の方法が違うことをご存知でしたか?

神社・仏閣にお参りするときは、意外と知らない礼儀や作法があります。

形だけの作法を身に付けても本来の趣旨とは違います。

参拝される方の気持ちや心構えから正すことが本来の姿なので、この機会に当記事が参考になればと思います。

 

「お参り」というのは心の浄化です。

礼儀というのは『心』が先で作法は後からついてくる必然の形ということを理解しながら読み進めて頂ければ幸いです。

 

神社とお寺での参拝方法が違う理由とは?

神社やお寺にお参りをするときは、各々で違った参拝のやり方と手順が存在します。

 

神社とお寺の見た目で違うところは、

・神社には、鳥居がある

・お寺には、仏像がある

になります。

 

本質的なところでは「仏様を拝むのか。神様を拝むのか」

という違いがあるのですが、どちらも拝む時は手を合わせて合掌します。

それではもう少し掘り下げてみていくことにしましょう。

神社で拝むのは神様

 

鳥居

神社とは、「神のやしろ」と漢字で書いているように神様が宿るところになります。

神社は、日本古来の「神道(しんとう)」と呼ばれる宗教施設。

仏教系のお寺は約75000以上あり、神社はお寺よりも10000ほど数が多く、日本全国に8万5000以上の神社があります。

ちなみにキリスト教は4700ぐらいです。

 

神社にお参りする心構えとしては、感謝の気持ちを神様に表しつつ、参拝するあなたの心を清めながら願いことをするところとして神社は建てられています。

あなたの願いが達成『満願成就』したときは、お礼参りするという考え方があります。

 

お寺は仏様を拝むところ

 

仏

お寺は、仏様を拝むところで参拝をして亡くられたご先祖様等の仏さまに対して、「お経」を唱える場所で、仏教を重んじるの宗教の建物です。

仏教は元々インドが発祥の地でインドから東側の東アジア地域で広く信仰されています。

日本で主に信仰されているのは『大乗仏教』と呼ばれるもので、13の宗派が存在します。

同じ『大乗仏教』でも宗派により「教え・思想」は違います。

ちなみに、信者数が一番多い仏教の宗派は「浄土真宗本願寺派」になりますが、その信者数は日本全国でおよそ780万人以上と言われています。

 

日本人は仏教を信仰している人でも神社に初詣に出かけたり、お宮参りに行ったりと仏教と神道の両方を受け入れているので、世界でも珍しい民族として見られています。

 

神社を参拝するときの正しい礼儀作法と手順について

①鳥居のくぐり方【一礼、真ん中を歩いてはいけない】

 

神社の手前にある「鳥居」は、神様と我々が住んでいる場所とを区別するために設けられたものです。

鳥居をくぐると神様が宿る神聖なの領域に入ることとなります。

神様が住む神聖な場所に立ち入る境界線の『鳥居』をくぐる際には、
一度立ち止まって『一礼』するという行為がより丁寧な作法となります。

この時は、最敬礼のように深々としたお辞儀は必要ありません。

会釈程度の軽く頭を下げるだけで大丈夫です。

鳥居をくぐったら社殿へと進んでいきますが、参道を歩く時は道の真ん中は歩かずに端を歩くようにして下さい。

参道の中央というのは、神さまが通る場所とされているからです。

②手水をして心と体を清める

 

手水舍(てみずや)

神社に行けば必ず手水舍(てみずや)がありますよね。

神社の作法の一番初めに行うことは、手水を行うことです。

水盤の前で手水を「心身を浄化」させるという意味合いがあります。

 

それでは、手水のやり方を説明しますね。

①右手でひしゃくを持ち、水盤にある水をすくって左手に水をかけて洗います。

②左手にひしゃくを持ちかえて、もう一度水をすくって次に右手を洗いましょう。

③もう一度右手にひしゃくを持ち替えて、左手でお水を皿のように受けて口をすすいでください。

ひしゃくで直接口を付けてすすいではいけません。

④口がすすぎ終われば、最後に左手を洗いましょう。

 

③神社での正しい拝礼のやり方

 

神前での正しい拝礼の作法ですが、神様に対してけがれのない『真の誠の心』を捧げることで、あなたが日常の『おかげ』を頂いていることに心の底から感謝して柏手(かしわで)を打つようにして下さい。

・『拝』とは、深いお辞儀のこと

・柏手(かしわで)とは、柏の葉のように手の指を揃えて手を鳴らすこと。

この『拝』と『柏手(かしわで)』は日本古来からある神前での敬礼作法です。

それでは神前での参拝作法を説明していきます。

 

④二拝二拍手一拝(ニ礼ニ拍手一礼)

 

①神前に立つと、背筋をピンと伸ばして姿勢を正します。

②次に「拝」ですが、腰を90度近くの角度になるように頭の頂点を神様に見せるように最敬礼のお辞儀をします。この「拝」のお辞儀を2回(ニ礼)します。

③姿勢をまっすぐにして手を胸の高さで合わせるのですが、右手のは少しだけ下にずらします。

④肩の幅ぐらいまで両手を広げて2回パンパンと手を打ちます。

⑤2回柏手を打ち終われば、両手の指さきを揃えて手をおろして『気を付け』の姿勢をします。

⑥最後に「拝」のお辞儀をします。

お祈りは、まずは神様に日頃のお礼の言葉を心の中で唱えてから、あなたが望むお願い事ををするようにしてください。

感謝の気持ちを伝えることが大切です。

⑤玉串奉奠の流れについて

 

神社でご祈祷や祭事を行なうときには、『玉串』と呼ばれる榊(さかき)の枝葉を捧げます。

玉串とは

榊に白い紙(紙垂)をつけたもの

玉串

玉串を通してあなたの『真の心』を捧げて神様のおかげを頂きましょう。

それでは、玉串奉納のやり方を説明していきます。

①右手で榊(さかき)の根本部分の方を上から持ち、左手で根本と葉の先近くの位置を下から枝を持ちます。

②胸の高さまで持ち上げて、葉先の左手は右手より上になるようにひじを少し伸ばして持つようにしましょう。

③玉串の先を時計回りに90度回し葉の先が神様の方を向くようにして左手を根元まで下げて持ち、お祈りをします。

④右手を放し、玉串をさらに180度時計回りに回し、根元が神前に向くようにして玉串案(台)に玉串を置きます。

これで玉串奉納が完了となります。

前述しました「二礼二拍一礼」をしてお祈りをしてください。

 

⑥参拝後は鳥居で一礼

 

参拝が終われば、鳥居を潜り抜けたあとに、振り返って神殿の方に向かって一礼をしましょう。

無事に参拝ができたことのお礼として感謝の気持ちをもう一度唱えてください。

作法よりも『あなたの心・気持ち』が一番大切であるということを覚えておきましょうね。

謙虚な気持ちで参拝を終えると清々しい気分になれることでしょう。

 

お寺を参拝するときの正しい礼儀作法と手順について

お寺

①山門のくぐり方

山門

お寺の入口には山門と呼ばれる門があります。

山門とは

俗世間との境界を表す門のことで、神社で言えば鳥居と同じ境界線の意味です。

山門の前に来ると一度その場で立ち止まり、合掌(胸の前で両手を合わせる事)しながら一礼をするようにしてください。

お寺でお参りするときの基本動作が「合掌」で、仏さま一体になることを表す行為になります。

・神社では手を合わせるときに音を立てますが、
お寺で参拝をするときは合掌の時に音を立ててはいけません。

山門をくぐリ抜ける際は敷居を踏んではいけません。

・山門をくぐるときは男性の方は左足でまたいで、女性の方は右足からまたいで入るのが正しい山門への入り方となっています。

 

②『手水舍(てみずや)』で心と体を清める

お寺のも神社と同じように『手水舍(てみずや)』がありますよね。

お寺でも神社の作法と同様に手水を行ってください。

先ほど解説した神社の場合と同じですが、

・右手でひしゃくを持って左手に水をかける。

・右手⇒口⇒左手⇒ひしゃくという順番で身と心を清めます。

注意点として、

口を清める時は、ひしゃくをそのまま口につけるのは作法として良くありません。

左手で一度水を溜めてから、口をすすいでください。

お寺に『常香炉』がある場合はそこでお線香を供えて下さい。

線香の煙を体に浴びることで身と心を清められます。

注意点ですが、「線香」の火は口で息を吹きかけて消すのはよくありません。

人の呼気は不浄なものですので、手であおいで火を消すようにするのが正しい作法となります。

お寺での正しい参拝の方法について

お寺の本堂の前まで来たら、お賽銭箱に優しくそっとお賽銭を入れるようにして下さい。

仏様に対する礼儀ですので・・・

心がけましょう。

【お寺での参拝の手順について】

①お賽銭をそっと入れる。

②姿勢を正し、合掌をしながら一礼をする

③仏さまに見守って頂いている日頃の感謝の気持ちをを伝えてからお願い事を心の中で唱える

④もう一度、一礼をする

神社とお寺との参拝方法の違いは、合掌のやり方にあります。

神社では2回柏手を打ちますが、お寺では音を出さないように手を合わせますので混同して間違わないようにしましょうね。

山門を出る時にすること

 

参拝が無事に終わってお寺を出る時には、神社の鳥居を出る時と同じように山門の前でも一度振り返って『合掌して一礼』するようにしてください。

神社やお寺の参拝の際に気をつけるべき点とは

 

お寺や神社を参拝の際に気をつける点について

・お寺や神社は観光施設ではありません。写真撮影が禁止されているところや「立入り禁止」が掲示されているところではルールを守りましょう。

・服装は、かしこまる必要はないとされていますが、あくまでも神様や仏様にお会いするのですから少なくとも清潔感がある服装で参拝をしましょう。露出が多い短パンやタンクトップ、キャミソールなどは好ましい服装とは言えません。

・参拝に適した時間帯ですが、特に神社では朝の午前中にお参りするのが、『陰陽道』の教えからすると良いとされています。

 

初詣の参拝はお寺と神社でどちらが良いの?

 

「初詣は神社」って決めつけている方もいますが、初詣はお寺でも神社でもどちらで参拝しても差支えはありません。

【初詣】とは、

「昨年の一年を無事に過ごせたことに感謝して、新年を迎える一年も無病息災で過ごせるよう、神様や仏様にごあいさつをすること」

 

基本的には、住んでいる地元のお寺や神社を参拝するのが良いとされています。

少し足を伸ばして参拝者が多い有名な寺社を参拝される方が増えていますが、地元を参ってから有名なところに初詣に参ってもまったく問題はありません。

 

まとめ

以上、神社やお寺での正しい礼儀作法を伝えてきました。

参拝をするときは、謙虚な気持ちと感謝の気持ちを忘れずに身も心も清めて下さいね。

 

・参拝するときは午前中の方がベター

・鳥居や山門をくぐる前には、一礼をする

・手水舍では左手⇒右手⇒口⇒左手⇒ひしゃくという順番で身と心を清める

・神社での参拝は「二礼二拍手一礼」

・お寺での参拝は「合掌しながら礼」

・鳥居や山門をでる際には、『一礼』

 

謙虚な気持ちで神様や仏様をお参りすることが、ご利益が授かれることでしょう。

普段の生活でも、人の役に立つような行動を心掛けてみてください。

必ず報われる日が訪れますよ。