イカの刺身やいかそうめんは美味しいですよね。
でもイカには寄生虫のアニサキスでいることもあるので、注意が必要です。
知らずに食べてしまうと食中毒になり病院行きになることも・・・
でもイカは刺身やいかそうめんにして食べるのが美味しい食べ方ですから、安心して食べらるように対策方法について解説していきます。
アニサキスを食べると、お腹に激痛が走ったり吐き気などの食中毒の症状がでるので知らずに食べてしまうと非常に危険です。
まずは、アニサキスとはどのようなものかを知ってください。
いかに潜む寄生虫アニサキスとは
いかに潜む寄生虫のアニサキスとは、海洋生物に寄生する線状の虫です。
イカの内臓に寄生したいかを食べた魚の内臓にも寄生していることもあり、特に青魚に寄生していることもあるので、イカだけでなく魚を生で食べるときも要注意ですよ。
イカに潜むアニサキスの実態をご覧ください。
イカと同じような色合いなので、じっくりと観察しないとぱっと見では見つけにくく、発見するとかなり気持ち悪いですね。
いか（イカ）の寄生虫（アニサキス）の対策方法について
いかの寄生虫のアニサキスは、イカの胴体の色と似ているので判別が難しいですよね。
それでは、イカを刺身やイカそうめんとして生で食べるときの対処法を解説していきます。
イカの刺身編
イカの刺身でアニサキス対策法の一つとして、
できるだけ包丁を入れてアニサキスを死滅させます。
アニサキスは体が傷つくと死滅するので、お寿司屋さんに行くとイカの刺身には無数の切れ込みが入っているのは、アニサキスによる食中毒を予防する働きがあるのです。
ご家庭でイカの刺身をするときも、包丁で切れ目を数多く入れることでアニサキス中毒の予防につながりますよ(^^♪
いかそうめん編
包丁をできるだけ入れることで、アニサキスを殺すことができますので、家で調理をするときは、いかそうめんの太さをできる限り細くすることで、そうめんのように美味しくてアニサキス対策にもつながります。
薬味にわさびショウガを使っても、アニサキスを死滅できませんので、イカを生で食べるときは、除去か死滅させる以外に方法はありません。
目視（ブラックライト）でアニサキスを見つける方法
生でイカを食べるときは、目でアニサキスを見つけて直接取り除くことも必要です。
通常の光の中では、いかとアニサキスの色は白色で似ていて判別が難しいですが、ブラックライトを当てると一目両全ですよ。
下記の画像のようにブラックライトを当てることで、アニサキスは紫色に変化するので効率よく見つけ出すことができるようになりますよ↓
いくら包丁をいれても、アニサキスをお腹の中に入れたくはないですよね。
イカの寄生虫（アニサキス）を死滅させる方法
イカの寄生虫（アニサキス）を死滅させる方法を紹介します。
アニサキスを熱で死滅させる条件
アニサキスは熱に弱いので、焼いたり煮たりすれば死滅させることができます。
・60℃以上の温度で1分以上の加熱させればアニサキスは死滅することが解っています。
でもこれでは、生でなく焼きイカなどになってしまいますよね。
イカを刺し身で食べるときは、一度冷凍保存をしましょう。
冷蔵の温度では、アニサキスを殺すことはできません。
アニサキスの死滅温度について
アニサキスを低温で死滅できる温度は
100℃なら瞬間的
６０℃以上の温度で６０秒以上の過熱
-20℃以下で24時間以上冷凍
家庭用の冷凍庫では、-18℃前後が一般的です。
冷凍庫の機種によっては-20℃以下にできるモデルがあったりもしますが、2日間ぐらい冷凍庫にて保管してから、刺身やイカそうめんにして召し上がれば食中毒のリスクも緩和できるでしょう。
ちなみに過熱の場合、電子レンジで約１５秒の加熱によってアニサキスを死滅させられます。
イカの寄生虫アニサキスがいるイカの種類について
イカの種類によってアニサキスがいる可能性に違いはありますが、
・白いか（シロイカ、剣先イカ）
・スルメイカ（するめいか）
・アオリイカ
・コウイカ
などのイカにアニサキスが存在することが確認されていますので、〇〇イカだから安全に刺身で食べられるとは限りません。
まとめ
いかの寄生虫（アニサキス）は危険ですが、イカを生の刺身やいかそうめんで食べるときは、包丁で細かく切れ込みや細く切ることでアニサキスを直接死滅させましょう！
店舗で購入するときは、切れ込みが入ったものを選ぶなどの対応をしてください。
お魚屋さんで買うときは、刺身で食べたいので、切れ込みを入れてくださいと頼めばしてくれると思いますよ。
冷凍保存も効果的で、目視で取り除くとより一層、アニサキスの食中毒から身を守ることができますよ。
