大学生の通学定期券の学割料金(値段)は高校生や中学生、小学生と違って社会人なみの価格設定になっているのか気になるところですよね。
通学で利用するのだから、学生割引が適用されますが本当にお得なの?ってふとした疑問が発生したので調べてみました。
この記事では、JRの定期券の割引に関して調べた結果を解説していきます。
・通学定期券の学割料金(値段)
・定期券の購入方法について
JR通学定期券の学割料金(値段)について
通学定期券とは?
小学生、中学生の義務教育世代と高校生及び大学生にも通学に必要とされる定期乗車券のことを通学定期券といいます。
購入できる定期区間については、通学する学校から指定された最寄駅と自宅の最寄駅が限定され通勤定期券のように一つ次の駅まで購入するということはできません。
また、定期券の発行は、翌年度の5月1日以降にまたがることはできません。
JRで学割料金が適用されるのは、小中高と大学生用の4種類になります。
購入できる期間は3種類で、1ヵ月定期券、3ヵ月定期券・6ヵ月定期券の中から選択します。
通勤用の定期券の解説は下記をご覧ください↓
https://you-message.jp/teikiryoukin-otoku/
大学生の場合、
大学生はいったいどれくらいの日数で購入料金の元が取れるのかをみていきましょう!
通学定期券のお得感について
大学生用の定期券の料金(値段)は通勤用の約30%で設定されています。
ちなみに高校生と中学生も含めてまとめてみました。
通勤用の定期券と切符との比較をシュミレーションしていきます。
JR西日本の「おでかけネット」で調べてみた結果を掲載しますね(^^♪
鶴橋駅から堺市駅で検証していきます。
通勤用の定期券料金について
鶴橋駅から堺市駅(11.8km)の通勤定期券の値段は下記の通りでした。
・1ヵ月料金:6,600円
・2ヵ月料金:18,800円
・6カ月料金:31.680円
ちなみにきっぷの乗車券は往復で440円です。
15日利用すれば料金の元が取れることが解ります。
これを定期券の基本料金として考えていきますよ。
大学生の通学定期券の料金(値段)について
通勤の定期券をベースにどれくらい割安感があるのかを見ていきましょう。
1ヵ月:5,470円
3ヵ月:15,590円
6カ月:29,540円
5470円(大学生定期料金)÷6600円(通勤定期料金)=0.83
通勤定期と比較して17%程安い料金設定になっています。
きっぷで乗車券を購入した場合と比較してみると
5470÷440=12.4日
13日以上の通学すればきっぷを購入するよりもはるかにお得ですね!
休みなどを考慮して【13日】を1つの目安としてください。
高校生の学割定期券について
それでは高校生の学割定期券の割安感を見ていきましょう。
1ヵ月:4,920円
3ヵ月:14,030円
6カ月:26,580円
4920円(高校生定期料金)÷6600円(通勤定期)=0.75
通勤定期と比較して25%程安い料金設定になっています。
きっぷで乗車券を購入した場合と比較してみると
4920÷440=11.2日
12日以上の通学すればきっぷを購入するよりもはるかにお得ですね!
学割が適用されるとこんなにも安いんですね。
高校生に戻りたいですね。
中学生の学割定期券について
中学生の学割定期券を利用されるケースは私立の中学校に通う場合かと思いますが、参考になればと思い調べてみました。
1ヵ月:3,820円
3ヵ月:10,910円
6カ月:20,670円
3820円(高校生定期料金)÷6600円(通勤定期)=0.58
通勤定期と比較して42%程安い料金設定になっています。
きっぷで乗車券を購入した場合と比較してみると
3820÷440=8.7日
きっぷの乗車券9日以上と中学生用の通学定期券は同じです。
すごい割引率ですよね(^^♪
大学生が利用する学割定期券の買い方について
基本的に通学定期券は、社会人が利用する通勤定期乗車券より運賃が安く設定されているため、購入の際には『通学証明書』を提示して購入する形になります。
通学証明書の発行
通っている学校で、『通学証明書』を発行して貰ってください。
この証明書は、「通学定期券購入兼用証明書」を発行している学校もありますので、どちらかを提示して申請すれば大丈夫です。
定期券の購入方法①『みどりの窓口』
・JRの駅構内にある「みどりの窓口」にて「定期券購入申込書」に記入
申込書に記載する内容は概ね以下のものとなっています。
・氏名(フリガナ)
・生年月日/年齢
・性別
・住所
・電話番号
・学校名
・利用する区間
・使用期間
・定期券の有効期間(1・3・6ヶ月から選択)
前述した『通学証明書』が必要なので申し込み時には忘れずに持っていきましょう。
定期券の購入方法②ネットで購入
『JR東日本』や『JR西日本』では、ネット上でも定期券が買えるようになっていますよ。
・『ネットde定期(JR東日本)』
・『JRおでかけネット(JR西日本)』
というサイトで販売されています。
・利用区間の乗降車駅
・経路
・利用開始日と利用期間
・定期券のタイプ
・個人情報(名前、住所等)
これらを記入して申し込みができるようになっています。
まとめ
大学生の定期券の料金について解説をしてきました。
学割が適用されると非常に安く学校にも通えますね。
2時間程度で通うことができるなら、大学の近くで下宿するよりも絶対にお得です。
大学生を持つ親からすれば家計的には自宅から通えるところの大学に通って欲しいところですよね。