将来の進展、大学生

新入とは裏腹な大学生の心情

無事、大学生へと現役進学に成功したとしよう。これから4年間は少なくても遊べるだろうと喜ぶ人もいれば、これからが本当に大変なんだと苦難を知っている人もいるはずだ。また今時の大学生は進学したからそれで全てが終わりというわけではない、むしろ高校までの決まった授業カリキュラムは存在せず、自分で一から組み立てていかなくてはならない。これに四苦八苦するのは恒例といってもいいかもしれない、何せ友人ないし知り合ったばかりの知人と共通の授業がとれたとしても、それが全く自分の学びたいものでなかった場合、苦行だからだ。

大学へ進学しても手放して喜べないのは、高校まで違って自分のことは全て自分で決めていかなくてはならない。ここでは俗にいうところの自立しているか否かといった点に左右されうだろう。自分のことを率先して決めていった人にすれば、苦労はないかもしれない。また他人と同調して自分の好き嫌い関係なく、友達と一緒だからそれでいいだろうと嫌いな授業などが存在しないなど、苦手意識を有していなければあるいは、といったところだ。

高校生になったら抱える悩みである進路という話をしたが、大学生になるとそうした進路について入学早々から暗雲立ち込めるように、大多数の人がどんな仕事をしたいのだろうと、そんな気分に苛まれている人が多いという。

統計的に見て

あるアンケートによると、大学生の約9割近い人が新入学早々から先行きが不透明な進路に不安を抱えているという。1割の人は華の大学生になれたと喜んでいるのかもしれないが、そういう人は少数にすぎないようだ。調査によると、新大学生となった人々が抱えている悩みとして多いのは、進路が一番先に来る。しかしそれ以外にも問題となる要素が増えてくるなど、前途多難な大学生活が幕を開けると見て取れる。

悩み %
将来的な進路 74
学業 61.1
経済面 51.8
対人関係 35
恋愛 33.2
健康 21.9
家庭 15.2

高校生の時と見比べてみるとさほど悩みの種は変化しておらず、それよりも現実的な問題となる経済面という部分が顕著になるようだ。大学2年ともなれば年齢的に成人を果たしているため、働こうとすればどんな仕事にも付くことは可能だ。だが学業との両立ができなければアルバイトの意味が無い、しかし働かないと日々の生活費などを稼げないといった問題も出てくる。これはかつては上京してきた大学生や、その他一人暮らしを始めることになった子供のために家賃や生活費などを工面していた親の経済状況が、今は全額負担するどころの話ではないからだ。

そのため自分で稼げるものは自分で稼いでいかないといけない、そうしないと生活に困窮してしまうという状況に追い込まれる事になってしまう。高校生まではそこまで気にしなかった問題を、今度は自分にも深く関わるようになったら、手放しで大学生であることを喜ぶ暇はないとみえる。

ブラックバイトに飲まれる学生たち

進路や就職にしてもそうだが、大学生たちを悩ませている問題である経済面、それに深く関係しているのが最近何かと話題なブラックバイトの存在だ。色々とあるが、代表的なものとしてコンビニなどで販売ノルマを課せられて達成することが出来なければ、自腹営業をしなければならないといったことだろう。初めて聞いた時には、どうしてアルバイトなのにそのようなことをやらされなければならないのか、などと考えてしまう。そうすることによって売上に貢献できると思えば喜べる人もいるかもしれないが、アルバイトだけがただ損をしているだけでしかない。

こうした事態が発生しているものの、アルバイトを止めたくても止められない人が増えてきているのだ。止められない理由は、先にも上げた経済的な困窮に関わっているためだが、自腹営業をしている段階でマイナスになっていることにも気づかないくらい、精神的に追い込まれている学生がいるので状況判断もままならなそうだ。

今の時代の大学生について

かつて大学生といえば、遊んでいる印象しか無かった人も多いはず。勉強しているイメージがさっぱりいなかったが、いざ自分が大学生になってみると、やらなければならないことが目白押しとなっている。進路にしても、生活にしても、人間関係にしてもそうだ。今どきの大学生は遊ぼうと思えばいくらでも遊べるだろう、しかしその代償として進路や生活へのダメージが大きいというから洒落になっていない。こうした点を考慮すると、アレコレ悩んでいる暇があるならまず自分に何ができるかを考えなくてはならない。

悩むより先に行動しろ、どこかで聞いたことがあるような台詞だが、まさにそのとおりだ。